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【市況】NY金先物週間見通し:下げ渋りか、米早期利上げの可能性はほぼ消滅


■NY金先物
安値:1,216.30ドル
高値:1,280.70ドル
終値:1,270.70ドル
前週末比(騰落率):4.12%

■上昇、米早期利上げ観測後退で安全逃避の買い強まる

NY金先物は上昇。4日発表の米2月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回る24.2万人増だったことを受けて、年内追加利上げ観測が再浮上した。しかしながら、2月平均時給は前月比マイナスだったことから早期利上げは難しいとの見方が広がり、安全逃避的な金買いは後退しなかった。


■下げ渋りか、米早期利上げの可能性はほぼ消滅

想定レンジ:1,240.00~1,290.00ドル

NY金先物は下げ渋りか。賃金上昇は抑制されており、インフレ進行の思惑は台頭していないことから、米3月利上げの可能性はほぼなくなった。また、米共和党の大統領候補にD・トランプ氏が指名される可能性が高まっており、株安要因になるとの見方が多いことも金先物相場を下支えする要因となりそうだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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