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【市況】国内証券は今後の財政拡大の可能性に着目、公共投資中心に補正が組まれれば非大手ゼネコンが有望

 SMBC日興証券のストラテジーでは、2016年度補正予算の編成や消費増税の先送りといった財政拡大の可能性が高まっていると指摘。日銀が追加金融緩和を発動したにもかかわらず、急減な円高が顕在化したことで金融政策によるサポートが以前よりも期待し難くなった点、G20でも通貨安競争を招来する金融緩和に増して財政拡大を通じた需要創出に重きが置かれる公算が大きい点、与党にとっては7月の参院選に備えて景気の浮揚を図る必要が生じてきた点などは今後の財政拡大の可能性を示唆するものと解説。

 補正予算に関して、選挙前に景気が悪化した局面では、大規模補正が機動的に講じられる傾向があり、その場合の予算は通常よりも公共投資に重点配分される傾向が強いと想定。補正予算期待の高まりや実現によって、再度公共投資が増勢に転じれば、大手ゼネコン以外の「公共投資関連銘柄」のアウトパフォーム余地が大きいと分析している。
《MK》

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