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【市況】【今日の相場見通し】本日予想レンジ 16,200円~16,500円。 

 米ダウ平均は、米1月個人消費支出が予想を上回る結果となったことで、追加利上げ懸念が広がったことや、原油価格の下落が足枷となり小幅反落で取引を終了。ただ、シカゴの日経平均先物は、利上げ観測によりドルが買われたことを好感し、大証の終値に比べ(日中比)55円高と、僅かながらも値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方は買い先行により、プラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、ドルが対円で114円台に迫るなど、為替市場で円安傾向を強めていることを材料に、輸出関連セクターを中心に買戻しの動きが強まる公算で、G20で各国が協調姿勢を打ち出したことも、市場への追い風となることが想定されることから、マーケットは概ね底堅い動きが予想される。
 
但し、今週は米大統領選挙の予備選「スーパーチューズデー」や、週末の米雇用統計発表など、重要なイベントが控えるだけに、積極的に上値を追っていくようなポジション構築は難しく、16,500円付近では足踏みも推測される。

 テクニカル的には、ドルが対円のチャートで、3週間ぶりに5日移動平均線(112円90銭前後)を上抜いたのは、ポジティブな変化であることから、日中のドルが堅調な値動きとなれば、日経平均も目先の上値抵抗線である、一目均衡表の基準線(116,385円前後)突破が視野に入ってくるだろう。

 新興市場のマザーズは、金曜日の取引でマイナス圏に沈みながらも、一目均衡表の雲突破を果たしていることから、本日の取引ではボリンジャーバンド+1σ(841ポイント前後)を、今年初めての上抜きが期待される。ジャスダック平均も、金曜日の取引でパラボリックが陽転するなど、先高感が増していることから、上値抵抗線である25日移動平均線(2,378ポイント前後)突破が意識されそうだ。

 本日予想レンジ 16,200円~16,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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