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【市況】東京株式(前引け)=円高一服と政策期待背景に反発

 25日前引けの日経平均株価は前日比111円24銭高の1万6027円03銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は10億7421万株、売買代金概算は1兆690億1000万円。値上がり銘柄数は1627、対して値下がり銘柄数は254、変わらずは55銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、リスクを取る動きが優勢だった。前日の欧州株は総じて下げたものの、米国株市場が腰の強さを発揮しプラス圏で着地したことで投資家の不安心理が後退した。外国為替市場でも足もとは円高傾向が一服していることがポジティブに働いている。補正予算など政策期待から建設や不動産株など内需株に物色の矛先が向いている。ただ、週末に控えるG20を前に上値を買い進む動きにも慎重で、日経平均が1万6000円台回復した水準では上値も重い。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い上昇、パナソニック<6752>も買われた。日本電産<6594>、小野薬品工業<4528>も強い。マネーパートナーズグループ<8732>が連日のストップ高、リブセンス<6054>も値を飛ばした。日本カーボン<5302>、シャープ<6753>なども物色人気に。半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、ファナック<6954>も値を下げた。オークマ<6103>が売られ、THK<6481>も安い。ヤマハ発動機<7272>、サイバーエージェント<4751>などの下げも目立つ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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