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【通貨】外為サマリー:1ドル112円前後の攻防に、クリントン発言に関心も

 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=111円97銭前後と前日に比べ10銭前後のドル安・円高で推移している。

 ドル円相場は午前9時過ぎに一時111円75銭まで円高が進む場面があったが、その後は112円前後での一進一退。週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控え、市場には様子見姿勢が出ている。ただ、米大統領選に立候補しているクリントン前国務長官が、「日本が輸出を有利にするため円安に誘導している」と発言したことで、警戒感が台頭。円売りには動きづらい状況となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1014ドル前後と前日に比べ0.0060ドル前後のユーロ安。対円では1ユーロ=123円33銭前後と同30銭強のユーロ安・円高で推移している。ユーロは英国の欧州連動(EU)離脱懸念もあり、売り優勢の展開。特に対円では23日に123円07銭をつけ13年4月以来、2年10カ月ぶりの安値水準となっている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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