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【市況】22日の中国本土市場概況:上海総合2.4%高と3日ぶり反発、保険・証券株に買い


週明け22日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比67.15ポイント(2.35%)高の2927.18ポイントと3日ぶりに反発した。約1カ月ぶりに節目の2900ポイントを回復。上海A株指数も上昇し、70.37ポイント(2.35%)高の3063.17ポイントで引けている。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が5.89ポイント(1.63%)高の367.99ポイント、深センB株指数が13.76ポイント(1.18%)高の1179.43ポイントで終えた。

「証券改革が進む」との見方で投資家のセンチメントが上向く。証券監督当局のトップが交代したことがポジティブ材料視された。政治や経済の大型イベントを前に株価の先高感も強まっている。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が26~27日に上海で開催されることや、中国の全国政治協商会議(国政助言機関)と全国人民代表大会(国会に相当)がそれぞれ3月の3日と5日に開幕することが支援材料だ。

業種別では、株高がメリットとなる保険株と証券株の上げが目立つ。中国人寿保険(601628/SH)と東方証券(601628/SH)がそろってストップ高で引けた。石炭や非鉄、鉄鋼、建材など素材関連株も急伸。石炭や鉄鋼など生産過剰問題を抱える5業種に対し、工業和信息化部(工業情報化部)が近く生産削減の目標を通達する??と伝えられたことが手がかりだ。銀行株や不動産株、消費関連株、インフラ関連株、空運株、自動車株など幅広く物色されている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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