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【材料】JT、国内大手証券はバリュエーションがロシアルーブル安の影響を受けにくくなり始めたと指摘

 JT<2914>が反落。プラススタートしたものの買いが続かず、現在は今日の安値圏で推移している。

 SMBC日興証券はJTに対するリポートをリリース。バリュエーションがロシアルーブル安の影響を受けにくくなり始めたと指摘。その背景として、同社の場合、海外たばこ事業の営業利益に占めるロシアを含むCIS+地域の構成比は、14年12月期の約43%から15年12月期に34%へ低下し、同証券予想では16年12月期はさらに13.5%へ下落すると想定する点、同社が14年秋から15年2月頃にルーブル安が急激に進んだ際、15年2月5日に1000億円を上限とする自己株式取得を発表している点、このほか15年12月期決算発表時に、今後はDPSの決定方式から為替変動リスクを排除する方針も示した点や、世界的な景気後退などの懸念が高まるなかでのディフェンシブ性を挙げている。

 同証券は投資評価「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は5640円から5410円へ調整している。
《MK》

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