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【経済】中国美容整形市場が世界3位へ、19年までに規模倍増


中国の美容整形市場は2019年までに現在の2倍の規模に拡大し、世界3位に浮上する見通しだ。国民の富裕化やインターネットの影響、また“整形大国”と呼ばれる韓国文化の流行により、若者だけでなく、中年層でも需要が広がっていくとみられている。香港メディアが伝えた。
中国整形美容協会によると、2014年に中国美容整形市場の規模は約4000億人民元(約6兆9900億円)で、若い女性を中心に700万人以上が手術を受けた。同協会はこの市場が19年には8000億人民元に膨らみ、世界3位に浮上するとみている。
英金融大手のHSBCは、「若い女性が二重まぶたやあごのとがった顔を目指す整形は、もはや普通になった」として、今後は30~40代の整形需要が拡大していくとの見方を示した。しわ取りなどのため注射に使われるヒアルロン酸は、中国が主要生産国となっており、生産量は今後3年間、年20%以上の勢いで伸びていくとみられている。
美容整形市場の拡大についてHSBCのアナリストは、「中国国民の富裕化」と「SNSを経由したネット上の情報効果」、また「韓国の文化や生活スタイルをまねしたいという感情」が影響すると分析した。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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