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【材料】コスモ・バイオ---16年12月期は減益見通しも為替想定が極めて保守的


コスモ・バイオ<3386>は2月12日、2015年12月期(15年1月-15年12月)決算を発表。売上高は前期比1.7%増の73.57億円、営業利益は同23.7%増の2.00億円、経常利益は同30.9%増の3.73億円、純利益は同14.3%増の2.30億円だった。1月27日に上方修正した水準での着地となった。

抗体や細胞・培養関連の試薬を中心に売上が増加したほか、為替の円安傾向はマイナスとなったものの、販売管理費の抑制などが奏効して、増収増益決算となった。

16年12月期通期については、売上高が前期比5.3%増の77.50億円、営業利益が同40.2%減の1.20億円、経常利益が同41.1%減の2.20億円、純利益が同48.0%減の1.20億円としている。

研究動向にマッチした仕入先の開拓や商品の導入、積極的な販売活動の推進によってライフサイエンス研究への貢献を一層進めることで、増収を計画している。一方、125円/ドルと一段の円安による仕入原価の増加を見込んでいることで減益見通しだが、現状の為替水準からは保守的な想定といえよう。

《SF》

 提供:フィスコ

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