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【市況】【今日の相場見通し】本日予想レンジ 15,100円~15,600円。

 米ダウ平均は、金融セクターが堅調だったことや、原油価格が上昇したことを好感し大幅反発。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べて610円高(円建て)と、大きく値上がりして取引を終えていることから、東京市場の日経平均も大幅上昇での取引開始となるだろう。

 一巡後は、ドルが対円で113円台を回復してきた安心感や、原油価格の大幅上昇を手掛かりに、ショートポジションの買戻しが主体となって、相場は久しぶりにプラス圏で推移する公算である。ただ、春節明けの中国市場次第では、再び仕掛け的な売り物が出易くなることも否定出来ないだけに、前場は高止まりから上値の重い展開が想定され、その後は、上海総合指数と為替市場の動向次第となりそうだ。

 テクニカル的には、25日移動平均線カイリ率(株価と25日移動平均線がどのくらい離れているかを示す指標)が、日経平均の割安ゾーンである-5%を、大きく下回る-10%以下に位置することから、目先は自律反発が期待される。但し、政策決定会合開催間近であった前回(1/21)の大幅安と違い、今回は特に好材料が見当たらないことから、息の長いリバンドは難しそうで、1週間の平均値である5日移動平均線(15,741円前後)近辺が、当面の抵抗線として意識されるであろう。

 新興市場のジャスダック平均も、大きく売られ過ぎてマイナスカイリが大きいだけに、取り敢えずはボリンジャーバンドの、-2σ(2,254ポイント前後)~-1σ(2,347ポイント前後)のレンジ内取引に戻ることが第一の目標で、マザーズ指数も、まずは700ポイントの大台回復を目指すことになりそうだ。

 本日予想レンジ 15,100円~15,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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