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【材料】ランドコンピュータ---通期計画達成に向け順調な進捗を確認、今後はクラウド分野に期待


ランドコンピュータ<3924>は2015年12月11日に東証2部市場に新規上場したシステム開発会社。企画の立案からシステムの構築・運用までをトータルで提供できるのが特色で、金融、流通、医療、公共分野の仕事を得意としている。2010年にクラウド型サービスの拡大を目指し、新規事業推進室を設立。同年にシステム・パッケージベンダの米国セールスフォース・ドットコム社と販売協力店契約を締結し、セールスフォース社のクラウド型パッケージ製品の販売・導入支援・カスタマイズなどを行うパッケージベースSI・サービス事業の展開を始めた。

2016年3月期は売上高が前期比12.9%増の71.50億円、営業利益が同25.1%増の4.66億円を計画。1株当たりの期末配当は45円を予定している。2月10日に発表した第3四半期累計決算は、金融分野におけるネット銀行案件や産業流通分野における電力小売り全面自由化案件などの受注が堅調し、売上高が52.04億円、営業利益が3.50億円で着地。通期計画に対する第3四半期までの営業利益の進捗率は75.1%となり、通期計画の達成に向けて順調な業績の進捗が確認できた。

今後はパッケージベースSI・サービス事業が成長ドライバーになると予想される。クラウド型サービスの同事業は顧客が低コストでITを導入できるメリットがあることなどから順調に拡大。第3四半期累計決算の同事業の売上高は4.30億円となり、前期通年の売上規模(推定4.73億円)に達したと見られる。なお、2016年3月期のパッケージベースSI・サービス事業の売上高は前期比32.7%増の6.28億円と大きく伸張する見通しだ。

《SF》

 提供:フィスコ

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