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【市況】【市場反応】米1月小売売上高/輸入物価指数、ドル買い


 外為市場では予想を上回った米1月小売売上高/輸入物価指数を好感したドル買いが優勢となった。ドル・円は112円64銭から113円17銭まで上昇し、日中高値を更新。ユーロ・ドルは1.1277ドルから1.1228ドルへ下落した。


 米商務省が発表した1月小売売上高は前月比+0.2%と、鈍化予想に反し12月と同水準を維持。12月分も+0.1%から+0.2%へ上方修正された。また、変動の激しい自動車を除いた1月小売売上高も前月比+0.1%と横ばい予想を上回った。12月分は-0.1%から+0.1%へプラスに上方修正された。GDPの算出に使用されるコントロールグループの小売り(除自動車、建材、食品、ガソリン)は前月比+0.6%と、市場予想の+0.3%を上回ったほか、12月の‐0.3%からプラスに好転。昨年5月来で最大の伸びを記録した。


 同時刻に米労働省が発表した1月輸入物価指数は前月比-1.1%と市場予想の-1.5%を上回った。また、12月分も-1.2%から-1.1%へ上方修正された。

【経済指標】
・米・1月小売売上高:前月比+0.2%(予想:+0.1%、12月:+0.2%←-0.1%)
・米・1月小売売上高(自動車除く):前月比+0.1%(予想:0.0%、12月:+0.1%←-0.1%)
・米・1月輸入物価指数:前月比-1.1%(予想:-1.5%、12月:-1.1%←-1.2%)

《KK》

 提供:フィスコ

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