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【市況】NY株式:ダウは211ドル安、雇用統計受け追加利上げ観測強まる


5日の米国株式相場は下落。ダウ平均は211.61ドル安の16204.97、ナスダックは146.42ポイント安の4363.14で取引を終了した。1月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を下回ったものの、失業率が前月比4.9%に改善したほか、平均時給が上昇したことで追加利上げへの警戒感がやや強まり、売りが先行。ハイテク株の一角が大きく売られたほか、軟調な原油相場も嫌気され、終日軟調推移となった。ダウは一時300ドル近い下落となった。セクター別では、電気通信サービスや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で消費者・サービスや耐久消費財・アパレルが下落した。

ビジネス向けSNSのリンクトイン(LNKD)は軟調な通期見通しが嫌気され、40%を超える大幅下落。メディアのニューズ・コーポレーション(NWS)は決算内容が嫌気され、軟調推移。一方で、食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は通期の利益見通しを引き上げ、上昇した。

2015年米国株式相場をけん引し、各社の頭文字を取って「FANG」と呼ばれた4銘柄、フェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット(GOOGL)の主要ハイテク株は、週を通じて軒並み下落した。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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