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【材料】マツダが大幅続落、第3四半期累計は14%営業増益も円高基調で売り優勢

 マツダ<7261>が大幅に4日続落。4日引け後、16年3月期第3四半期累計の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.1%増の2兆5477億9900万円、営業増益は同14.1%増の1733億7000万円で着地した。ただ、今日はドル・円が116円台で推移するなど円高基調となっており、自動車株が軒並み安となっている。

 「SKYACTIV技術」搭載車のグローバルでの販売拡大や、「モノ造り革新」による継続的なコスト改善等が寄与した。販売台数は、米国と欧州を除き前年同期比で2ケタの伸びとなった。中国では、政府の小型車減税政策により、「Mazda3(日本名:マツダ アクセラ)」の販売が高い伸びを示したほか、「CX‐5」の商品改良モデルも好調な販売を維持した。その他の市場では主要市場のオーストラリアが、新型「CX‐3」の寄与で販売台数が増加したほか、ASEAN市場では、タイやベトナムなどで販売が好調に推移した。また、その他の新興国市場でも、サウジアラビアやコロンビアなどで販売が順調であったことから、その他の市場全体で前年同期比27.0%増と高い伸びとなった。

 据え置かれた通期の連結営業利益は前期比13.4%増の2300億円の見通しで、進捗率は75.4%となっている。
《MK》

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