市場ニュース

戻る
 

【市況】5日の株式相場見通し=円高進行を嫌気して売り先行

 5日の東京株式市場は、同日日本時間夜の米1月の雇用統計発表を前に手控えムードが広がりそうだ。また、前日の米外国為替市場で、一時1ドル=116円半ばまで円高・ドル安が進行したことで、輸出企業の採算悪化に対する警戒感が高まっており、売り先行で続落の推移となりそうだ。

 4日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比79.92ドル高の1万6416.58ドルと続伸した。このところ、雇用関連など米経済指標で低調な結果が続いていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が後退したことで、株式市場の投資環境が改善するとの見方が広がり買い優勢の展開となった。ナスダック総合株価指数は、前日比5.321ポイント高の4509.559と3日ぶり反発した。
 5日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=116円80銭台と、前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 日程面では、12月の景気動向指数に注目。海外では、米1月の雇用統計、米12月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均