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【市況】4日の香港市場概況:ハンセン1.0%高と4日ぶり反発、石油株が相場けん引


4日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比191.50ポイント(1.01%)高の19183.09ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が116.09ポイント(1.48%)高の7974.40ポイントとそろって4日ぶりに反発した。春節に絡んだ連休を来週に控え、売買代金は653億8500万香港ドルに縮小している(3日の売買代金は786億8100万香港ドル)。

内外環境の改善期待が強まる。原油相場の急伸で、昨夜のNYダウが反発した流れを継いだ。人民元相場の上昇も支え。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元レートの対米ドル基準値を約1カ月ぶりの元高水準に設定したことを受けて、中国本土からの資金流出懸念が薄らいだ。ハンセン指数は約1週間ぶりの安値水準にあるため、押し目買いも入りやすい。

ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連株の上げが目立つ。石油大手3社の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が6.2%高、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が5.3%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.8%高で引けた。前日に急落したパソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)も3.2%高、アジアで生命保険業務を手がけるAIA(アメリカン・インターナショナル・アシュアランス:1299/HK)も2.4%高としっかり。

インフラ関連セクターも物色される。ゼネコンの中国鉄建(1186/HK)が2.3%高、中国中鉄(390/HK)が2.0%高、中国交通建設(1800/HK)が1.8%高、発電設備の東方電気(1072/HK)が1.7%高と値を上げた。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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