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【特集】リアルワールド Research Memo(5):マイクロタスク化した業務の対価としてポイントを付与する仕組みを構築


■事業の内容

(2)クラウドソーシングサービス

いつでも、どこでも、誰でも仕事ができるクラウドソーシングサービス「CROWD」(www.realworld.jp/crowd)を開設しており、会員はリアルワールド<3691>が受託し単純化・細分化(マイクロタスク化)した業務を分担して作業を行い、その対価としてポイントが付与される仕組みとなっている。

同社では、受託した業務について独自に業務フローを構築し、システム化を行うことにより、体系的な専門知識のない会員でも作業を簡単に遂行できるようにしている。一方、業務を委託する顧客企業にとっては、労働集約的な膨大な量の単純作業を、機密性を保ったまま、安価で高品質、かつ短時間で完了できるというメリットを享受できる。具体的な業務としては、インターネットを利用した手書き書類等のデータ入力やSEO(検索エンジン最適化)事業者向けのコンテンツライティング(文書作成)業務などがあり、足元ではビッグデータにかかるデータクレンジング業務※1などへも裾野が拡がっている。

※1データベースの中から誤りや重複を洗い出し、異質なデータを取り除いて整理すること。同社グループのクラウドソーシングサービスにおいては、複数のクラウド会員の目視等によって当該データベースの誤りや重複の洗い出し作業及び収集等の作業を実施している。

●ポイントエクスチェンジ事業
クラウド事業において会員に付与されるポイントの交換サービスを提供している。同社は「PointExchange」(www.point-ex.jp)を開設しており、会員が同社の運営する複数のサービスで獲得したRWポイント及び提携企業等のサービスにかかる各種ポイントを、現金、電子マネー(「WebMoney」「Edy」等)、商品券(「iTunes Card」「Amasonギフト券」等)等へ手数料を徴収し交換する。2015年12月からは、ビットコインへの交換も開始している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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