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【市況】ボラタイルな地合いと取扱業者増加で「くりっく365」「くりっく株365」の商いが活況


東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、1月の取引数量は前月比22.9%プラスの433万1133枚。1日の平均取引数量も21万6558枚と前月比では大幅に増加した。また、月末時点の証拠金預託額も前月比207億円増の4991億円となり、1月6日時点の証拠金預託額は、過去最高となる5000億円を突破した。

一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、1月の取引数量は前月比36.6%プラスの82万7895枚。1日平均取引数量に関しては前月比大幅増加の4万1394枚となり、月末時点の証拠金預託額は387億円と前月比24億円の増加となった。なお、1月15日よりフジトミ<8740>がくりっく365及びくりっく株365の取扱を開始している。

1月のドル・円は約6円の値幅と昨年8月(約9円)以来の値動きとなったほか、日経平均は上下2433円とこちらも昨年8月(3001円)以来の値動きとなった。原油価格下落、中国株の乱高下、オイルマネーの逆流などが影響してきつい下げ相場となったが、29日に日銀がマイナス金利導入を決定したことで、為替、株ともに大幅な反発となった。ボラタイルな地合いとなっていることから、くりっく365及びくりっく株365の出来高は今月も増加する可能性はある。また、昨年12月のマネースクエア<8728>、先月のフジトミのように取扱いを開始する業者が増えていることも商い増加の要因となりそうだ。

《MT》

 提供:フィスコ

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