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【材料】中村超硬が急反発、東大とゼオライト・ナノ粉末を共同開発

 中村超硬<6166>が急反発している。1日の取引終了後、東京大学大学院工学系研究科と共同でゼオライト・ナノ粉末を開発し、サンプル提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 ゼオライトは、一般的にミクロンサイズの粒子が流通しているが、粒子径をナノサイズ化することで飛躍的に基本性能が向上し、新用途への展開などが期待されている。ただ、これまでのナノ粒子製造手法では製造コストが高く、具体的な市場評価が進んでいないのが現状だったが、同社では東京大学が保有する「粉砕・再結晶化」技術を活用してゼオライトのナノ粒子化のための革新的プロセスを開発し、低コストでゼオライト・ナノ粉末を製造することに成功したという。なお、同件が16年3月期業績に与える影響は軽微としている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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