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【経済】逆オイルショック:世界経済に与える衝撃は予想以上、サウジが18年破綻の見方も


原油価格の急落など資源バブルの崩壊(俗称:逆オイルショック)が世界経済に与える衝撃が予想以上になっている。

原油価格の低迷が続いた場合、富裕国というイメージで定着されているサウジアラビアでさえ2018年に破綻するとの予想が出ている。サウジの外貨準備高はこれまで潤沢だったほか、財政収支も安定していた。ただ、これは同国政府が就業機会の提供および公共支出の拡大で成り立っていると指摘されている。原油価格の急落に伴い、これまでのシステムが一気に崩れた。

サウジのほか、ナイジェリアやアゼルバイジャンなど財政力の弱い国がすでに破綻状態に陥っている。ナイジェリアはこのほど、世界銀行などに対し、35億米ドルの緊急支援を求めたほか、アゼルバイジャンも救済をめぐり、世銀や国際通貨基金(IMF)などと交渉を進めていると報じられている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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