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【市況】個別銘柄戦略:業界再編期待の高まりも支援材料に


海外株式市場の上昇を受けて、日銀の緩和策を評価する動きが先行していこう。とりわけ、為替の円安方向を映して、目先は輸出関連株の見直しに注目が向かいそうだ。先週末に決算を発表している村田製作所には安心感も強まるとみられ、電子部品株の動向に注目度が高まりそうだ。ほか、中国では政府と民間のPMIが発表されるが、内容如何によっては、全体相場の上値を重くする可能性。特に財新のPMIなどに関心か。原油市況も持ち直しているだけに、仮に、想定どおりの水準で着地すれば、資源関連株の上値追い材料にもつながろう。また、新日鐵住金による日新製鋼の買収報道が伝わっている。自動車業界が再編の動きを強める中で、サプライヤーとなる鉄鋼などの業界再編は一段と加速化しよう。鉄鋼セクターには業界再編への期待が幅広く強まる公算。

《KS》

 提供:フィスコ

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