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【市況】22日の株式相場見通し=買い先行で反発も上値重い展開

 22日の東京株式市場は、前日の欧米株式が上昇したのに加え、日銀が次回の金融政策決定会合で、追加的金融緩和に踏み切るのではないかという期待感の高まりを受けて買い先行のスタートとなりそうだ。

 21日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比115.94ドル高の1万5882.68ドルと反発した。NY原油先物市場で、指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物の価格が、一時1バレル=30ドル台へと大幅上昇したのを受けて、ダウ平均株価は一時、前日比271高まで上昇する場面もあった。また、欧州中央銀行は21日の定例理事会で、金融政策の現状維持を決めたものの、ドラギ総裁が記者会見で、次回会合での金融政策の見直しの可能性について言及した。ナスダック総合株価指数は、前日比0.370ポイント高の4472.056と4日ぶりに小幅反発した。

 22日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=117円80銭台へと円安・ドル高が進行している。
日程面では、安倍首相による施政方針演説など政府4演説、11月の毎月勤労統計確報値、12月の粗鋼生産量に注目。海外では、米12月の中古住宅販売件数が焦点になる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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