市場ニュース

戻る
 

【通貨】NY為替: 円売り強まる、BOJの追加緩和観測が再燃


 外為市場では来週に金融政策決定会合を控えている日本銀行の追加緩和観測が再燃し、円売りが強まった。ドル・円は117円70-75銭と、日中高値の117円78銭を試す展開となった。ユーロ・円は128円16銭まで上昇し、日中高値を更新。


 日銀内で追加緩和論が浮上してきたと、日経が報じた。原油価格の下落で2%の物価上昇目標の達成が難しくなっているうえ、円高・株安の加速で景気が下押しされるリスクがあるためだという。ただ、日銀だけが動いても世界的な市場の動揺は鎮まらないとの意見もある模様で、市場動向をにらみながら、28日から2日間の日程で開く金融政策決定会合で慎重に議論するという。他の報道では、安倍首相の側近が、世界的な市場の混乱が「アベノミクス」の支障となる恐れを指摘、「日銀は来週の金融政策決定会合で追加緩和すべき」との見方を示したと伝えられている。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均