市場ニュース

戻る
 

【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は116円台後半で推移か、欧米株安などを意識して上値は重くなりそう


15日のドル・円は東京市場で118円27銭から117円56銭まで反落。欧米市場では一時116円51銭まで続落し、116円97銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は主に116円台後半で推移か。欧米株安や原油安を意識してドルの上値は重いままとなりそうだ。

19日に発表される中国の10-12月期国内総生産(GDP)に対する市場の関心はまずまず高いようだ。GDP成長の市場予想は前年比+6.9%。参考となる7-9月期の実績は前年同期比+6.9%で4-6月期との比較で成長率はやや鈍化した。10-12月期については、製造業活動が低下していることや輸出伸び悩みなどの影響によって経済成長率は7-9月期の実績を下回る可能性がある。

中国の李克強首相は16日、2015年の実質GDP成長率について「7%前後か7%に近い」と述べた。10-12月期の成長率はやや鈍化することを考慮すると、2015年の実質GDP成長率は7%を下回ってもおかしくない。

市場関係者の多くは2016年の中国GDP成長率が大幅に鈍化することを警戒しており、一部では6%を下回るとの予想も出ている。2015年10-12月期の実質GDP成長率が市場予想と一致しても、人民元相場の反発や中国株の上昇は期待できないとの声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均