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【経済】ロシア:準備基金は枯渇の恐れ、大幅歳出削減と銀行株売却に迫られる


原油価格の下落継続を受け、ロシアの準備基金が底をつく可能性が出ている。主要輸出品であるブレント原油は12年ぶりの低価格を記録しており、昨年に2016年の予算を組んだ時を大幅に下回っている。

政府関係者は、ロシアが歳出を組み直す必要があると指摘。現在の原油価格で計算すると、2016年の歳出を10%削減しなければ、財政赤字が大幅に拡大すると発言した。また、一部では、政府が保有する銀行株の売却も提言している。

専門家は、大胆な歳出削減を実施しなければ、ロシアの準備基金が今年にも枯渇する恐れがあると警告している。なお、昨年末のロシアの準備基金残高は500億米ドルまで減少し、前年末比で40%縮小した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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