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【市況】<マ-ケット日報> 2016年1月14日

 14日の市場は日経平均が大幅反落。終値は前日比474円安の1万7240円だった。取引時間中は一時1万7000円の大台を割り込む(771円安)など昨年9月29日以来の安値を示現する場面も。前日の米国株急落と円高、そして11月の機械受注の悪化が売り材料に。終盤は1万7000円を割ったことに対する目先的な達成感から買い戻されたが、明確な買い材料が見当たらず持続力ある戻りとなるかはまだ不明である。

 昨日の米国市場は中国市場や原油相場への警戒感が解けずダウ平均が3日ぶりに大幅反落。昨年9月29日以来の安値をつけて引けた。市場には中国株、原油先物(WTI)の下げがまだ続くとの見方が根強く、積極的に買いを入れる向きはまだ少ないようだ。一方、昨日こそ今年初の上昇を演じた東京市場だが、本日は米国株急落という逆風を受けて早くも大幅反落へ。一時は昨日の上げ幅を帳消しにし、さらに1万7000円の大台を割り込むまで売られるなど半ばパニックに近い下げを演じてしまった。あまりの下げピッチの早さと昨年9月安値(1万6901円)に接近したことで終盤は買い戻しが入ったが、持続的な戻りには中国株・人民元、原油先物の底入れ感が必要で、外部頼みの地合いに変わりはない。ただ、目先に関しては、さすがに足元の1万7000円割れは性急に売られ過ぎで、短期的には下値1万7000円前後で下げ止まる可能性も出てきそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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