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【特集】USS Research Memo(5):オートオークション事業好調で第2四半期は増収増益、過去最高益を更新


■決算概要

(1) 2016年3月期第2四半期累計業績の概要

11月9日付で発表されたユー・エス・エス<4732>の2016年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の33,643百万円、営業利益が同6.6%増の16,763百万円、経常利益が同6.7%増の17,106百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.7%増の11,292百万円と増収増益決算となった。主力のオートオークション事業が堅調に推移したことが主因となっている。期初計画比では出品台数が伸び悩んだため、売上高は若干未達となったものの、販管費の抑制により利益ベースでは計画を若干上回って着地した。また、半期ベースでは営業利益で4期連続、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益で5期連続の過去最高益更新となった。

営業利益の主な増減要因は、オートオークション事業における出品台数の増加や成約率の上昇、7月より実施した手数料改定などの効果に加えて、減価償却費や人件費など固定費の減少などが増益要因となった。商品売上原価の増加で500百万円の減益要因となっているが、これは出品車のうち低年式車などで落札されなかったものを同社が買い取り、解体事業者に売却する台数が増加したことによるものとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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