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【市況】東京株式(寄り付き)=中国リスク背景に下値模索続く

 12日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比227円安の1万7470円と大幅続落。前日の欧米株市場が総じて軟調、米国株市場ではNYダウが小幅反発したものの前週後半の下げの自律反発程度に過ぎず、ナスダック指数は8日続落と下値模索が続いている。引き続きマーケットの視線は中国に向いており、景気減速に対する警戒感と急落を繰り返す上海株市場への懸念が投資家心理を冷やしている。

 外国為替市場では1ドル=117円台半ばの推移と円高水準にあり、これも輸出主力株中心に向かい風となっている。ただ、東証1部の騰落レシオは前週末時点で62.9%と売られ過ぎを示す領域にあり、年明けからの前週1週間で日経平均は1330円強、7%の下落をみせており、売り一巡後は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも想定される場面だ。寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは鉱業、海運、非鉄、石油、銀行、保険など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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