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【特集】健康CP Research Memo(10):通期は大幅な増収増益見込み、予想達成の確度も高まる


■業績見通し

(1) 2016年3月期通期見通し

2016年3月期通期(2015年4月?2016年3月)について健康コーポレーション<2928>は、売上高60,130百万円(前期比53.8%増)、営業利益5,004百万円(同137.4%増)、経常利益4,676百万円(同140.2%増)、当期利益3,052百万円(同86.5%増)と計画している。これらの予想値に期初予想から変化はない。

第2四半期決算を踏まえて、弊社では、今期業績予想の達成確度が一段と高まったと考えている。弊社ではかねてより、利益計画の達成可能性は高いと考えてきた。広告宣伝費に代表される販管費の部分で、コントロールの余地は大きいとみられるからだ。一方で、600億円を超える売上高目標の実現はハードルが高いとみていた。しかし、第2四半期決算では売上高が計画線に達し、RIZAPは9月の月商が20億円を超えた。この結果、今期の売上高予想も達成される可能性が大きくなったと考えている。

弊社では、今期のRIZAPの売上高を20,000百万円、月商20億円越えを2016年3月、とみていた。しかし前述のように、9月に月商は20億円を超過し、この水準が横ばいで推移したとしても年間売上高は20,000百万円を超えることになる。今期のRIZAP事業の大きな特徴は、前述のように、口コミや法人プログラム、シニア層の拡大など、集客のための広告費と店舗投資の双方が抑制される環境下での売上げが急拡大しており、これまでよりも利益が出やすい構造となっていることだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《RT》

 提供:フィスコ

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