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【特集】テクマトリックス Research Memo(2):第2四半期は大幅な増収増益、売上高100億円を超え上半期で過去最高


■2016年3月期第2四半期決算

(1)概要

テクマトリックス<3762>の2016年3月期の第2四半期連結決算は、売上高が前期比17.8%増の10,138百万円、営業利益が同47.3%増の516百万円、経常利益が同51.0%増の518百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同40.2%増の296百万円となった。売上高は上半期として過去最高を更新、初めて100億円を上回った。

期初予想に比べ、売上高は5.6%、営業利益は17.2%の上振れとなっている。2016年3月期は3ヶ年中期経営計画「TMX 3.0」の初年度に当たるが、計画達成のための戦略が着実に展開されており、上々のスタート切ったと言えよう。

同社の事業は、「情報基盤事業」と「アプリケーション・サービス事業」の2つのセグメントで構成される。情報基盤事業は、クライアントの情報システム基盤の構築、保守、運用、監視サービスを一貫して提供する。アプリケーション・サービス事業は、特定市場や特定業界向けにシステム開発、アプリケーション・パッケージ、クラウドサービス、テストなど、付加価値の高いアプリケーション・サービスを提供している。

また、中期経営計画では、第1点目に「クラウド関連事業の戦略的・加速度的推進」「セキュリティ&セイフティの追求」、第2点目に人材拡大に単に依存しないビジネスモデルの構築、第3点目に売上高に占めるストックビジネスの割合を50%にする、第4点目に直販力の強化、官公需の深耕?などが戦略に挙げられている。以下に中期経営計画の戦略がどのように展開されているかを検証しながら、業績の分析を行う。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《HN》

 提供:フィスコ

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