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【経済】(中国)4日の株式市場暴落、保険資金の撤退が主因か


年明けの中国本土市場では、上海と深セン証券取引所に上場している時価総額および流動性の高い300銘柄で構成されているCSI300指数が7%下落し、今月から導入されたばかりのサーキット・ブレーカーが発動された。

この日の急落について、弱い経済指標や元安の進行など一連の要素が関連していると分析された。

一方、中国メディアはきょう6日、4日の急落について、保険資金による大量売却が主因だとの見方を示した。サーキット・ブレーカーが発動される前にリスク回避の一環として保険資金による大量売却が報告されたためだ。

保険資金の大量投げ売りについて、保険セクターの財務リスクが高まっているとの保険当局の指摘が背景にあるとみられている。中国保険監督管理委員会(保監会)は昨年末、株式などに対する投資割合の高まりに伴う業界の財務体質が弱体化していると警告したばかりだ。

《ZN》

 提供:フィスコ

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