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【市況】中国株安を意識か、地政学リスクで断続的な売りに警戒


『米株式市場』


4日のNY市場は下落。中国経済への警戒感からアジア・欧州株が全面安となり、米国株も終日軟調推移となった。また、サウジアラビアやバーレーン、スーダンなどがイランとの国交断絶に踏み切ったことも投資家心理を悪化させた。


グローベックスの米株先物は軟調に推移しており、NYダウで80ドル安程度を織り込んで推移している。ロンドンは反発して始まったが、その他の欧州市場は総じて軟調に推移しており、引き続き不安定な相場展開になりそうだ。また、上海市場についても、いったんは上昇する場面がみられたものの、結局はマイナスで終えている。当局による株価対策等の動きなども意識されるが、しばらくは不安定な状況が続きやすい。さらに、サウジアラビアとイランの緊張による地政学リスクへの警戒が資産の圧縮に向かわせるため、断続的な売りが警戒されやすいだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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