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【市況】東京株式(寄り付き)=海外株安受けて続落スタート

 5日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比52円安の1万8398円と続落。大発会は大幅安で幕を開けたが、きょうも引き続き売り圧力が強い。前日に中国・上海株市場が急落し、導入早々にサーキットブレーカーが発動するなどで東京市場も大きな影響を受けた。また、サウジアラビアとイランとの宗派対立による中東での地政学的リスクも重荷となっている。

 前日の欧米株市場は全面安、米国株市場ではNYダウが276ドル安と急落し、昨年から引き継いで3営業日続落となっており、全般リスク回避ムードを助長している。ただ、日経平均は前日の急落で値ごろ感も出ている。シカゴ日経平均先物の清算値は大阪取引所の清算値から100円未満の下値にとどまった。外国為替市場でも1ドル=119円台前半の推移と急激な円高局面は一服しており、売り一巡後は輸出主力株など中心に押し目買いの動きが表面化する可能性もありそうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、不動産、金属製品、食料品、精密機器を除き安い。値下がりで目立つのは医薬品、保険、鉱業、石油、水産など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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