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【市況】<マ-ケット日報> 2015年12月24日

 24日の市場は日経平均が4日続落。終値は前営業日比97円安の1万8789円だった。休みの間も米国株が上げ続けたことから序盤は買いが先行したが、上値1万9000円から戻り売りが強く、後半相場は上値の重さを嫌気してマイナス圏へ沈んでしまった。円相場が1ドル=120円台半ばまで上昇したことも見送り要因に。

 昨日の米国市場は原油高を好感してダウ平均が大幅に3日続伸。1週間ぶりの水準まで回復してきた。この3日間の上げ幅は合計で500ドル弱。年末特有の節税対策売りが一巡したことも戻りを軽くさせているようだ。一方、東京市場は最初の30分ほど米株上昇を受けた買いが入っていたが、日経平均の1万9000円台での動きの鈍さを確認すると、その後はズルズルと上げ幅を縮小。後場からはマイナス圏に入ってしまい、結局、下値75日移動平均線(1万8777円)近くで取引を終えている。クリスマスや年末年始ということで外国人、主力投資家の参戦が減っており、値上がりのためのボリューム(出来高)はなかなか出てこない。明日25日は年度内最終売買日で、節税対策で株を売る個人もそこそこいる模様。25日の米市場は休みなので、今週の相場はさえないままとなりそうだ。個別では郵貯預け入れ限度額引上げ報道で日本郵政 <6178> が上昇。12月の既存店売上高の増加を好感してライトオン <7445> が急伸している。(ストック・データバンク 編集部)

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