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【市況】東京株式(前引け)=反発も商い低調で伸び悩む

 24日前引けの日経平均株価は前営業日比48円高の1万8935円と反発。前場の東証1部の売買高概算は10億2374万株、売買代金概算は9726億円。値上がり銘柄数は693、対して値下がり銘柄数は1126、変わらずは115銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が軒並み高となったことを受けリスク選好ムードで始まり、寄り付きに日経平均は1万9000円台を回復したが、寄り後は売り圧力が強まり、前場中盤から日経平均は急速に伸び悩む展開となった。為替が取引時間中に円高傾向に振れていることに加え、海外投資家など市場参加者不足で上値が重い状況。中国・上海株が弱含みで推移していることも手控え感につながっている。前場段階で売買代金は1兆円を割り込んでおり、値下がり銘柄数が値上がりを上回る。

 個別ではソニー<6758>が商いを伴い堅調、三菱商事<8058>、三井物産<8031>など商社株も上昇した。ブレインパッド<3655>が大幅高、イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>は値幅制限上限に買われた。日本水産<1332>はストップ高カイ気配となっている。大平洋金属<5541>も物色人気に。半面、小野薬品工業<4528>、NTT<9432>が軟調、トヨタ自動車<7203>も冴えない。協和発酵キリン<4151>が急落、enish<3667>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>なども大きく値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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