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【材料】ウェルネットが大幅高で大台替え、フィンテック関連テーマに乗り商いも増勢

 ウェルネット<2428>が6%超の上昇で3000円大台復帰を果たした。同社は電子決済を手掛けており、リアルタイムで購入代金を手数料なしで決済できる「マルチペイメントサービス」の展開力を評価する動きが強い。同サービスは日本航空など航空会社をはじめ、Yahoo!JAPAN、楽天オークション、Googleなどの通販会社で導入されており、金融とITの融合であるフィンテック分野でもカギを握る企業との認識が進んでいる。直近では「ヤフオク!」が「マルチペイメントサービス」を導入し、同社株への注目度が増した格好だ。

 株式需給面では財務省22日受付の大量保有報告でみずほ銀行などが保有株比率を減らしているが、株価の上値指向に陰りなく、その受け皿に思惑が高まっているようだ。16年6月期業績は本業の儲けを示す営業利益が前期比22%増の20億円予想と08年6月期以来、9期連続の増益が見込まれている。配当利回りが2.2%と高く、毎期増配を続ける前向きな株主還元姿勢に加え、ROEが11%台と2ケタ水準を確保し、資本効率の高い経営も評価材料となっている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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