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【市況】NY原油先物週間見通し:こう着か、米輸出解禁への期待で目先落ち着きも


■NY原油先物
安値:34.29ドル
高値:37.88ドル
終値:34.73ドル
前週末比(騰落率):-2.50%

■下落、供給過剰感から6年10ヶ月ぶり安値

下落。下落基調が続く中、週半ばには米国の輸出解禁期待や在庫減少予想等を手掛かりに1バレル37ドル台を回復する場面もみられた。しかし、週末には石油リグ(掘削装置)稼働数の増加を受け、供給が過剰な状態が一層強まるとの見方から、1バレル34ドル台前半まで下落し、約6年10ヶ月ぶり安値をつけている。


■こう着か、米輸出解禁への期待で目先落ち着きも

想定レンジ:32.00~37.00ドル

こう着か。40年続いた米国からの原油輸出禁止が解除される可能性が高まっている。供給過剰の中で米国からの輸出がいきなり伸びるとは考えづらいが、海外への販売によって在庫調整が進むとの見方がされやすい。来年にはイランの経済制裁解除によって供給過剰に拍車がかかる可能性があるが、目先はいったん落ち着きそうだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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