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【市況】クリスマス休暇を控え薄商い、原油安やウクライナ問題を注視


『米株式市場』


17日のNY市場は下落。FOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ決定後の大幅上昇に対する利益確定の売りが先行する中、原油先物価格が再び35ドルを割り込んだことが嫌気されている。ダウ平均は253.25ドル安の17495.84、ナスダックは68.58ポイント安の5002.55。


グローベックスは小安く推移しており、NYダウで60ドル安程度を織り込んでいる。ウクライナは対ロシア債務30億ドルでデフォルトしたと一部報じられており、欧州市場は全般冴えない展開に。


昨日は原油安が利益確定の売りを強める一因となっており、引き続き原油相場の動向を睨みながらの展開になりそうだ。FOMCの重要イベント通過により、ファンド筋などは本格的にクリスマス休暇に入る。そのため、商いは膨らみづらく、薄商いの中を大きく振れやすい需給状況でもある。前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されるものの、原油相場次第では波乱の展開にもなりやすい。

《TY》

 提供:フィスコ

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