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【市況】原油相場の反発を材料視、FOMC前にショートカバーも/オープニングコメント


 15日の東京市場は反発が期待される。14日の米国市場では、NYダウは100ドル超の上昇となった。原油先物価格が一時35ドルを割り込む中、一時100ドルを越える下落場面をみせた。しかし、原油先物価格が上昇に転じると、引けにかけて切り返しをみせている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の18765円だったが、原油先物相場の反発を受けて、押し目買いの動きが意識されやすい。

 また、FOMC(連邦公開市場委員会)を控えて積極的な売買は手控えられることになろうが、足元での下げでショートポジションは積み上がっていると考えられ、FOMCを前にポジション調整によるショートカバーも意識されやすいところ。FOMC通過後のアク抜けを意識した先回り買いも入りやすいだろう。

 もっとも、積極的な参加者が限られる中、中小型株やテーマ株などに資金が向かいやすい。個人主体の売買は活発であり、14日の日経平均の下落率は1.80%だったが、外部リスクを避ける流れの中で、東証2部の下落率は0.56%、マザーズ指数が0.50%、ジャスダック平均の下落率は0.72%だった。反発を意識しつつも、資金の流れは主力大型株よりも、中小型株に向かいやすいだろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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