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2015年12月10日15時47分

【特集】エレマテック Research Memo(1):サプライチェーンで同社の存在感が一段と強まり、大幅な増収増益


エレマテック<2715>は電子材料を得意とするエレクトロニクス商社。2009年に高千穂電気(株)と大西電気(株)が合併して誕生した。その後2011年度に豊田通商<8015>グループ入りした。

2016年3月期第2四半期決算は、売上高121,241百万円(前年同期比40.9%増)、営業利益4,061百万円(同11.1%増)と前年同期比大幅増収増益となり、半期ベースでの過去最高を更新して着地した。子会社連結期間の調整の関係で、売上高が約117億円、営業利益、経常利益がそれぞれ約3億円かさ上げされた形となっているが、この影響を除いても半期ベースでの過去最高の売上高・利益となった。また、第2四半期決算を受けて2016年3月期通期の業績予想を上方修正した。

2016年3月期第2四半期の決算から弊社が読み取った最大のインプリケーションは、同社のサプライチェーンにおける存在感が一段と強まったということだ。存在感とは言うまでもなく、同社の必要性・重要度のことであり、それが数字として顕在化したのが今第2四半期決算だということだ。同社はこれまでも一定の存在感を持って業容を拡大させてきたが、ここにきて一段ギアが上がって加速したという印象を強く持つに至った。

同社の強さの源泉は、誤解を恐れずに一言で言うならば「飛び切りの御用聞き」と顧客に認めさせたことにあると弊社では考えている。現代のサプライチェーンにおいて、“優秀な”御用聞きという存在の必要性は、さらに高まっている。同社がそうした存在を確立できた背景には、「オペレーション」、「商材」、「独立系」などの要素があると弊社では考えている。これらの要素は、同社の言わばDNAとして根付いている点で、同社の「御用聞き」としての存在価値は容易には揺るがないと弊社では考えている。

■Check Point
・同一顧客において取扱商材数や取引額が拡大
・取扱商材は電子材料・電子部品が中心、スマホ関連商材が急成長
・連結子会社化の影響を除いても過去最高の売上高・利益を更新

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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