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【経済】(中国)上海市の貧富格差が急速拡大、外部資金の流入加速で


上海市における高級住宅の成約件数の急増を受け、同市の貧富格差が急速に拡大していると報告されている。国内メディアによると、今年1-11月の高級住宅「1平方メートル(平米)当たり10万元(約200万円)以上」の成約件数は490戸となり、過去3年の年間成約件数の合計を上回ったという。中には1平米当たり26万元で、一戸あたりの価格は1億5000万元の超高級住宅も取引されたと報告された。

高級住宅の成約件数の急増について、国内外の企業経営者や芸能関係者による住宅の購入が主因だとみられている。

一方、上海市民の平均月収は4174元となり、一戸の高級住宅は一般住宅の40倍になると試算されている。また、名門校の授業料も年々上昇しており、幼稚園から高卒までの授業料は約300万元になる。このため、貧富格差が一段と拡大する恐れがあると警戒されている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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