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【市況】日銀総裁の講演控え、2万円への意識に向かわせるか/後場の投資戦略


日経平均 : 19796.65 (+292.17)
TOPIX  : 1593.96 (+19.94)

[後場の投資戦略]

 日経平均はギャップ・アップで始まり、その後は狭いレンジながらも強含みの展開が続いている。ただし、出来高は8億株程度にとどまっており、薄商いの中をインデックスに絡んだ売買で押し上げているように映る。日経平均は5日線が上値抵抗として意識されるほか、節目の2万円に接近する局面においては、やや神経質になりやすいだろう。
 とはいえ、相場全体として上値追いは慎重になったとしても、先高期待は後退しない。そのため、物色意欲は強い一方で、リスクを避ける狙いから、中小型株や相対的に出遅れている銘柄等の水準訂正を狙った流れに向かいやすい。なお、7日に日銀の黒田総裁のパリ・ユーロプラス・フィナンシャル・フォーラムでの講演が予定されている。追加の金融緩和政策に関する発言等が出てくるようだと、改めて日経平均の2万円突破が意識されてくる可能性はあるだろう。(村瀬智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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