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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 

 米株式市場は、注目の雇用統計が予想を上回る結果となり、自国経済が好調なことを好感、また、確定的となった今月の利上げも、金融政策の見通しがはっきりする点が好材料受け止められ、3指数は大幅高で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先も、大証の終値に比べ(日中比)250円高(円建て)と、大きく値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行から、プラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、米国の利上げ観測により為替市場ではややドル高(円安)基調となっていることから、メリットの大きい輸出関連セクターを中心に買戻しの動きが強まる公算だが、石油輸出国機構(OPEC)が高水準の生産量を容認したことで、原油価格が再び下落していることから、エネルギーセクターは冴えない値動きが想定される。

 テクニカル的には、25日移動平均線(19,601円前後)を上抜き、そのまま同移動平均線が下値を支えることになりそうだが、明日発表の7-9月期GDP改定値を確認したい参加者も多いことから、金曜日に開けた下窓(19,862円)を本日中に埋めるのは難しそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの+1σ(2,670ポイント前後)~+2σ(2,719ポイント前後)のレンジ内取引となりそうで、マザーズ指数は、200日移動平均線(881ポイント前後)を下値支持線として意識しながら、900ポイント回復を目指す展開となるだろう。

 本日の予想レンジ 19,600円~19,800円。
 (ストック・データバンク 編集部)

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