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【通貨】12月2日のNY為替概況


 2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円67銭へ上昇後、123円11銭へ反落した。

米国の11月ADP全米雇用報告での雇用増加数が予想外に20万人を上回ったこと、7-9月期単位労働コスト改定値も予想外に上方修正されたこと、イエレンFRB議長の経済やインフレに関する見通し、地区連銀経済報告(ベージュブック) を受けて利上げ観測が強まりドル買いが加速。その後、原油価格が40ドルを割り込んだことやカリフォルニア州で銃乱射事件が発生したとの報道を嫌気してリスク回避の動きが再燃。

ユーロ・ドルは、1.0551ドルへ下落後、1.0627ドルへ反発した。イエレンFRB議長が利上げの可能性を示唆したためいったんドル買いが強まったのち、リスク回避の動きに米債券利回り低下に伴うドル売りが再燃。ユーロ・円は、130円34銭から130円97銭へ上昇した。

ポンド・ドルは、1.5036ドルから1.4895ドルへ下落。

ドル・スイスは、1.0308フランへ上昇後、1.0180フランへ下落した。

【経済指標】・米・11月ADP全米雇用報告:前月比+21.7万人(予想:+19.0万人、10月:+19.6万人←+18.2万人)・米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+2.2%(予想:+2.2%、速報値:+1.6%)・米・7-9月期単位労働コスト改定値:前期比年率+1.8%(予想:+1.0%、速報値:+1.4%)

《KY》

 提供:フィスコ

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