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【通貨】東京為替:ドル下落、GPIFの為替ヘッジ報道受けユーロ買い


1日の東京外為市場で、ドル・円は売られた。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が為替ヘッジを開始したとの報道を受け、昼にかけてユーロ買い・ドル売りが進み、ドル売り・円買いに波及した。


米紙によると、GPIFはユーロ相場の変動に対応するため、小額の為替ヘッジを始めた。これを受け、ユーロ買い・ドル売りが強まり、ドル・円は123円20銭付近から一時122円64銭まで値を下げた。


一方、午前に発表された中国の11月財新PMI製造業は48.6で市場予想をやや上回ったが、節目の50を下回り、製造業の景況感が急速に改善する状況ではないとの見方が強まっている。これを受け、上海総合指数は下落。中国株高を意識したドル買いは縮小しているようだ。


午前中は、ユーロ・ドルは1.0563ドルから1.0597ドルまで上昇。ユーロ・円は130円20銭付近から129円76銭まで下落した。

【経済指標】
・豪・7-9月期経常収支:-181億豪ドル(予想:-165億豪ドル、4-6月期:-190億豪ドル)
・中・11月製造業PMI:49.6(予想:49.8、10月:49.8)
・中・11月非製造業PMI:53.6(10月:53.1)
・中・11月財新製造業PMI:48.6(予想:48.3、10月:48.3)

【要人発言】
・菅官房長官
「IMFの決定尊重したい」

《TY》

 提供:フィスコ

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