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【市況】NY金先物週間見通し:伸び悩みか、米ドル高・ユーロ安継続の可能性も


■NY金先物
安値:1,051.60ドル
高値:1,080.50ドル
終値:1,056.20ドル
前週末比(騰落率):-1.87%

■軟調推移、米利上げ期待やドル高継続が嫌気される

NY金先物は軟調推移。12月にも米政策金利が引き上げられるとの観測で代替資産としての金の投資妙味が低下。トルコ軍がロシア軍用機を撃墜したとの報道で金買いが一時活発となったが、ユーロ安・米ドル高が継続していることや原油相場の先安観は払拭されていないことから、短期筋などの売りが再び優勢となった。


■伸び悩みか、米ドル高・ユーロ安継続の可能性も

想定レンジ:1,030.00~1,070.00ドル

NY金先物は伸び悩みか。米12月利上げは織り込み済みとの見方が多い。ただし、米ドル高・ユーロ安は継続する可能性があること、4日発表の11月米雇用統計が予想通りの内容だった場合、2016年に複数回の利上げ実施の思惑が浮上する可能性がある。目先的に金先物の上値は重くなりそうだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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