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【市況】日経平均は反発、2万円を前に狭いレンジでもみ合い/相場概況


日経平均は反発。25日の米国市場は感謝祭の休場を控えて閑散取引となった。そのなかでシカゴ日経255先物清算値は19930円としっかりだったことから、これにサヤ寄せする形で日経平均は82円高と19900円を上回ってスタートした。寄り付き後も上げ幅を広げ、一時19992.44円(前日比144.86円高)まで上昇したが、節目の2万円を前に19900円台の狭いレンジでのもみ合いとなった。海外勢のフローも限られ、日中値幅は66.34円にとどまった。なお、日経平均先物は一時2万円を付ける場面があった。

大引けの日経平均は前日比96.83円高の19944.41円となった。東証1部の売買高は18億6827万株、売買代金は2兆739億円だった。業種別では、建設業、情報・通信業、その他金融業が上昇率上位だった。一方、下落したのはパルプ・紙、繊維製品など5業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>などが堅調。旭化成<3407>やKDDI<9433>が3%高、パイオニア<6773>が6%高に。また、保土谷<4112>、日本通信<9424>、岩崎電<6924>などが東証1部上昇率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、日本郵政<6178>、アルプス電<6770>、JT<2914>などが軟調。米アップルがスマートフォン「iPhone」に有機ELパネルを採用すると一部メディアが報じたことから、液晶材料メーカーの一角が売られ、日東電<6988>は5%近い下落に。また、ミネベア<6479>、JDI<6740>、シャープ<6753>も急落し、東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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