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【特集】アジュバン Research Memo(7):第2四半期は増収増益、利益はほぼ計画どおりに推移


■業績動向

(1) 2016年3月期第2四半期決算

アジュバンコスメジャパン<4929>の2016年3月期第2四半期は売上高2,184百万円(前期比5.8%増)、営業利益361百万円(同5.8%増)、経常利益425百万円(同21.6%増)、当期利益249百万円(同38.5%増)で着地した。計画対比では売上高は155百万円減だったものの、利益は計画をほぼ達成した。

売上高が計画に対して未達となった理由について弊社では、ハードルが高過ぎたことが主要因と考えている。同社は非正規流通対策の一環で有力代理店との契約を6月末で解消した。この影響がそのまま決算に反映されれば、前年同期比減収となるはずであったと弊社ではみているが、同社は前年同期比13.3%増の2,339百万円を期初予想として掲げた。結果は同5.8%増の2,184百万円であった。

弊社では、今第2四半期おいて、前年同期比増収を確保した点を積極的に評価すべきだと考えている。有力代理店との契約解消の影響を即座に埋め合わせることができたということは、同社の販売力と製品力の双方が強いということを端的に物語っていると考えているからである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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