市場ニュース

戻る
 

【材料】三菱ケミHDが小幅安、岩井コスモ証券は目標株価引き上げ

 三菱ケミカルホールディングス<4188>が4日ぶりに小幅安。全般相場が軟調に推移するなか、同社株にもやや売りが優勢となっている。ただ、岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断を「B+」を継続するとともに目標株価は910円(従来790円)に引き上げた。同社は5日、16年3月期の連結営業利益を従来予想2270億円から2480億円(前期比50%増)に増額修正した。化学品市況の改善などに加えヘルスケア、エレクトロニクスなど機能商品分野などが好調に推移している。
 同証券では、16年3月期の連結営業利益は2490億円と小幅だが一段の増額を予想。17年3月期は合理化効果などもあり、同2610億円と連続増益を見込んでいる。また、初飛行に成功したMRJ(三菱リージョナルジェット)に100%子会社である三菱レイヨンが開発した高衝撃強度の炭素繊維が動翼部に採用されていることにも注目している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均