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【市況】マカオ・カジノ株が軒並み安、銀河娯楽は3.8%下落


18日の香港マーケットでは、マカオ・カジノ銘柄の下げが目立つ。銀河娯楽(ギャ
ラクシー・エンターテインメント:27/HK)が前日比3.82%安の23.95香港ドル、MGMチャイナHD(2282/HK)が3.58%安の10.78香港ドル、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が3.21%安の27.10香港ドル、澳門博彩HD(880/HK)が2.09%安の6.08香港ドルで前場の取引を終了した。
カジノ収入の落ち込みを警戒。マカオ政府トップの崔世安・行政長官は17日の施
政報告で、2016年の域内カジノ収入が2000億パタカ(=香港ドル、約3兆1850億円)
にとどまるとの慎重な見通しを示したことが嫌気された。月間平均で166億パタカと
なる計算。今年1-10月の平均値(196億パタカ)を15%下回る水準だ。全体で見て
も、証券ブローカーのコンセンサス予想(2400億パタカ)より大きく下振れた。
マカオのカジノ業界は14年以降、厳しい経営環境に置かれている。中国の景気減
速や汚職取り締まりの強化が響いている状況だ。今年1~10月の累計カジノ収入は、
前年同期比35.5%減の1960億7400万パタカに縮小。10月単月では、28.4%減の200億
5900万パタカと、17カ月連続でマイナス成長を記録している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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